「社長の基本」かんき出版 三條慶八
手にとった経緯
経営者としてのやるべき基本を認識したいと思っていたこと。
また、著者自身も会社を経営してきて、負債140億も背負った中から這い上がってきた苦労人ということで、地に足のついた話が書かれているのを期待して購入。
勉強になったこと
・会社の数字を把握しておくために、BS/PLはやはり毎月把握すべきだなと思った。
あと借入可能金額の把握も。
→毎月損益計算書は税理士さんとアルバイトスタッフが作成してくれていて、毎月算表は出していたが、貸借対照表は重要視していませんでした。
僕の場合、特に何か資産があるわけではないのですが、在庫を抱えなければならない仕事なので、毎月の在庫金額と資材の金額を把握するようにしたいと思います。
また毎年ムリなく返済していける返済額の目安は、「年間減価償却金額+税引き後利益」とのこと。これ把握しておりませんでした。。。あぶないですね。これを把握しないと、いくらまで借入して返済できるかがわからないですものね。
・銀行は決算書がたとえよくても、取引実績のない企業へは融資は積極的ではない。複数の銀行と取引実績をつくるべき
→国民政策金融公庫を除いて借入は1行のみでした。。。借入はしていませんが、定期積立だけをしていた銀行さんに実績づくりのため短期の借入をあわてて申し込みました笑
銀行対策は、いざという時では遅く普段からコツコツとコミュニケーションや実績を作っていくべきだと思っていたが、まだまだあまかったことを認識させられました。会社を経営して酸いも甘いも経験してきた著者さんだからこそ説得力あるとってもまっとうな内容でした。